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Bigas LunaとJamon Jamon で使われた看板。
(c) FORMATS
Bigas Luna

ビガス・ルナ

バルセロナ出身の映画監督、ビガス・ルナ。日本でもいくつかの作品が公開されているので、知っている人も多いだろう。

日本で一番有名なのは、「Jamon Jamon (ハモン ハモン)」(1992)という一風変わった青春もの。 映画の中で何度も効果的に登場した牛の大きな看板がとても印象的だった。 あの看板と同じものをカタルーニャ郊外で見つけたときには、なぜか感激してしまった。

この看板は、もともとドメックという酒造メーカーのものだった。10年ほど前にアルコールの宣伝に対する圧力が強くなり、看板を撤去することが義務づけられた。看板自体が撤去されることもあったが、結局ドメックというロゴだけが消され、あの巨大な看板は残されることになった。高い丘の上にあの多きなトロ(牡牛)が現れると、なかなか迫力がある。

日本では、他に「La teta Y Luna (おっぱいとお月さま)」(1994)という作品が東京国際映画祭に出展された。この映画も、カタルーニャのファンにはたまらない要素がたくさんつまった不思議な映画。

フランスからやってきた芸人のカップルとそのフランス人女性に(正確にはそのおっぱいに)憧れる少年をとりまくものがたり。そのフランス人芸人の芸風がまたシュール。自由自在におならができることを芸にして笑いをとる舞台。日々、芸の準備にはガス入りミネラルウオーターが欠かせない。カタルーニャには、Vichy Catalan というミネラルウォーターがある。が、やはりおならには、ペリエ(フランスの)じゃないとガス不足なのだそうだ。

最近の映画では、1997年にスペイン映画界での栄えある賞であるゴヤ賞で、脚本とコスチュームで二つの賞を獲得した作品、「La Camarera del Titanic」がある。 この作品は、前作の「Bambola」(1996)に続く、女性3部作シリーズの2作目にあたる。日本ではまだなのだが、世界中で公開され、高い評価を得た。

残念なのは、日本で公開される作品が少ないこと。今年のスペイン映画祭にはビガス・ルナの作品は見られなかった。



Jose Juan Bigas Luna
バルセロナ生まれ。バルセロナ在住。1976年より映画を撮り始め、1997年の「La Camarera del Titanic」で12作目。パエリャが好物で普段は黒い服しか着ない。飛行機が苦手。